NHK大河ドラマ「どうする家康」第42話で、石田三成の軍勢に囲まれ伏見城で壮絶な討ち死にをした鳥居元忠夫婦。
壮絶なラストに「2人の覚悟に涙」「立派な最期」など視聴者の感動を呼びました。
そんな家康と鳥居元忠についての企画展が、栃木県下都賀郡壬生町で開かれています。
どんな内容なのか調べてみました。
どうする家康の彦殿・鳥居元忠と家康の関係は?
「鳥居元忠」(とりいもとただ)は、「徳川家康」が人質だった幼少時代から側近くに仕えた武将です。
天下分け目の「関ヶ原の戦い」の前哨戦である「伏見城の戦い」では、捨て石となって討ち死にしました。
2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、「音尾琢真」(おとおたくま)さんが演じます。
伏見城を攻める三成側の軍勢は2万5000に対し、伏見城を守る元忠の軍勢はわずか2000でした。
鳥居は銃弾を受けて倒れ、最後まで家康に対する忠義心を貫き通しました。
鳥居家代々の家訓に従い、生涯を通じて主君を守り続ける徳川一筋の忠義者が鳥居元忠です。
どうする家康 家康と元忠の企画展とは?
大河ドラマどうする家康に登場した“家康一筋の忠義者”は、壬生藩の家祖となりました。
壬生藩は現在栃木県下都賀郡壬生町です。
大河ドラマを機に開かれる企画展は
「家康と元忠-伏見に散った忠誠心」
会期 : 2023年11月4日[土]~12月17日[日]
開館時間 : 午前9時 – 午後5時
休館日 : 月曜日及び祝日
観覧料 : 無料
主催 : 「郷土の偉人顕彰作業」実行委員会・壬生町教育委員会
後援 : 壬生町・NHK宇都宮放送局
会場 : 壬生町立歴史民俗資料館
〒321-0225 栃木県壬生町本丸1-8-33
電話:0282-82-8544
(東武宇都宮線壬生駅下車、壬生城址公園内)
期間中、徳川宗家19代当主徳川家広(とくがわいえひろ)さん(58)や鳥居家16代当主鳥居忠明(とりいただあきら)さん(74)らをパネリストに迎えたシンポジウムも行われます。
シンポジウム 「家康への熱き忠義心 -忠吉・元忠父子-」
基調講演
・柴 裕之氏(東洋大学文学部非常勤講師、「どうする家康」時代考証)
パネリスト
・德川家広氏(德川宗家19代当主)
・鳥居忠明氏(鳥居家16代当主)
・小菅一弥(壬生町長)
日時 : 2023年11月23日[木・祝] 午後1時30分 – 4時30分
会場 : 壬生町城址公園ホール 大ホール
定員 : 1,000名
参加費: 無料 *要事前申込・先着順
まとめ
大河ドラマどうする家康に登場する徳川家康とその忠臣である鳥居元忠について紹介する企画展。
江戸時代になっても徳川と鳥居は厚い信頼関係にありました。
家康を祀った日光東照宮へ歴代将軍が参詣するときも、江戸から壬生城を訪れ宿泊しました。
企画展の会場は、壬生城跡にある壬生町立歴史民俗資料館。
隣接して、元忠を祭った精忠神社もあります。
ドラマではない本当にあった史実に触れてみませんか。
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