墨香銅臭(ぼっこうどうしゅう/モーシャントンシュー)は、中国のBL作家として知られ、作品は日本でも数多くのファンを魅了しています。
アニメからファンになった人も多く、作者の墨香銅臭がどんな人なのか気になりますよね。作家の綿谷りさ先生が大ファンで、ついに日本で雑誌すばるで鼎談したことも話題です。
墨香銅臭はどんな人なのか、性別やプロフィール、人気が高い作品を調べてみました。
墨香銅臭ってどんな人?ペンネームの由来は?
墨香銅臭は、中国の小説家です。
本名は袁依楣。1994年生まれの女性です。
ペンネームは日本語読みでは、ぼっこうどうしゅう、中国語読みではモーシャントンシュウと発音します。
ペンネームの由来は、大学で文学部を専攻したかったけれど、母親が反対し経済学部しか受けさせてもらえなかったことから名付けたそうです。
「経済学を専攻しながらでも文章は書ける。 そうすれば「片手で墨の香り(執筆)を、もう片方の手で銅の臭い(お金)を掴めむことができる」 という意味で名付けました。
墨香銅臭のプロフィール
墨香銅臭が作家活動を開始したのは、2014年です。
中国のウェブ小説サイト「晋江文学城(しんこうぶんがくじょう)」を拠点に作品を発表しました。
次々に作品が人気になり、アニメ化やドラマ化され日本でも放映されて多くのファンが増えました。
アニメやドラマは放送されていましたが、2019年頃から新作の発表はなく、何度か逮捕の噂がありました。
どうやら2019年に「違法な事業運営」の罪状で3年間の懲役が言い渡されましたが、2021年、減刑と仮釈放になり現在に至っているようです。
今後の作家活動に影響があるのか気になります。
墨香銅臭の作品人気度ランキング
墨香銅臭の作品には中国本土をはじめ日本でも大人気になっているものがたくさんあります。
どんな作品があるのか人気度順に紹介します。
1位 『魔道祖師』(まどうそし)- 2015年に発表された小説であり、墨香銅臭作品の代表作とされています。幽霊や妖怪が蠢く古代中国を舞台に、主人公の鬼道師・魏無羨(ウェイ・ウーシェン)と冷静沈着な藍忘機(ラン・ワンジー)の友情を描いた物語です。アニメ化、ドラマ化され、世界中で大きな人気を博しています。
2位 『天官賜福』(てんかんしふく)- 2017年に発表された小説であり、架空の古代中国を舞台とした美しく壮大な世界観の中で、主人公・謝憐(シエ・リェン)を巡る800年にわたる物語。アニメ化、ドラマ化され、日本でも大きな人気を集めています。
3位 『人渣反派自救系统』- 墨香銅臭の作品1作目であり、Web小説サイト晋江文学城にて2014年9月21日から2014年11月30日に連載され完結した。主人公が小説の悪役として転生して、将来弟子に殺されないように生きていこうとする話。
完結後は、改訂版として本編95話の修正と、新しい書下ろし作品を加え、台湾、タイ、ベトナム、韓国、ミャンマーの出版社より刊行されている。日本のファンからの略称は「渣反」、「さはん」などと呼ばれて親しまれています。
まとめ
墨香銅臭作品の特徴は、古代中国ファンタジーの世界観の中、時間や時空を超えてひたすら想い続けていく一途な思いを描いているところ。
魔道祖師では13年間、天官賜福では800年の間、人渣反派自救系统でも長い期間、主人公を想い続ける姿がファンにはたまらないようですね。
墨香銅臭の作品は、アジアを中心に世界中で多くのファンを魅了しています。作者の墨香銅臭先生は中国でもあまりメディアへの露出が少なく、現在は新たな制作活動はしていないようです。
まずはアニメで複雑で幽霊や耽美な世界観とストーリー構成、魅力あふれるキャラクターの墨香銅臭作品の世界を楽しんでみたいですね。
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