むろと廃校水族館とは、高知県室戸市にある廃校に作られた水族館です。廃校になった小学校の教室やプールを利用して、さまざまな海の生き物を展示しています。
学校の構造や備品を活用し、他の水族館には無い独自の魅力が満載です。地元の定置網にかかったウミガメや魚などが展示されています。
オリジナル性にあふれたむろと廃校水族館には是非一度行ってみたいですね。特徴や見所、アクセス方法などを紹介します。
むろと廃校水族館の歴史とコンセプト
むろと廃校水族館は、2018年4月26日に開館した日本で唯一の廃校を利用した水族館です。
高知県室戸市にある旧室戸市立椎名小学校を改修して、教室やプールで50種類1000匹以上の海の生き物を展示しています。
運営管理は特定非営利活動法人「日本ウミガメ協議会」のメンバーが行っています。廃校になった小学校を活用することで、建物や設備の再利用や地域資源の活性化につながっています。
また、海洋教育や環境保護にも力を入れています。子どもたちに海の生き物や自然について学ぶ機会を提供しています。
入館料(室戸市民割引あり)
- 一般(高校生以上):600円
- 子供(小・中学生):300円
- 小学生未満:無料
営業時間(年中無休)
- 春夏(4~9月):9時00分〜18時00分
- 秋冬(10~3月):9時00分〜17時00分
むろと廃校水族館の見所
むろと廃校水族館の最大の見所は、教室やプールで見られるさまざまな海の生き物です。
教室の水槽エリアでは、ほとんどが地元の漁師から提供してもらったという室戸の海の生き物たちを展示しています。
ボラの餌やり体験ができるほか、AEDの格納箱を水槽にしていたり、各所にユニークな発想で魚が展示されているので隅々まで楽しめます。
25mの屋外プールでは、ウミガメやサメなどが泳いでいます。学校のプールに魚がいるなんて、なんとも不思議な気分。
むろと廃校水族館では、学校の雰囲気を残したレトロな空間も楽しめます。黒板や机などの小学校らしいアイテムがそのまま残されており、懐かしさや新鮮さを感じることができるのも見どころの一つ。
また、水族館の出入り口付近に岐阜地ショップでは、ここだけでしか買えない!地元の食材やオリジナルTシャツ、ブリマスコットや蒲鉾などが入ったおみやげBOXなどを買うことができます。
むろと廃校水族館へのアクセス
むろと廃校水族館の住所は、高知県室戸市室戸岬町533-2です。
・大阪からは高速バスで6時間(なんば発 徳島バス室戸行き)
・飛行機では、高知龍馬空港から車で1時間40分
・東部交通バス・むろと甲浦線「むろと廃校水族館前」バス停から徒歩1分
(椎名学校前」と「むろと廃校水族館前」は同じバス停です)
むろと廃校水族館の駐車場は無料で、約30台分のスペースがあります。
まとめ
ユニークなアイデア満載のむろと廃校水族館。ここでは、高知県の豊かな海の生き物たちを間近で見ることができます。
魚の展示はもちろんですが、廃校水族館の魅力は、なんといってもそのレトロな雰囲気と親しみやすいスタッフです。
廃校の教室や廊下には、昔の学校の様子を感じさせる品々が残されており、懐かしさや郷愁を誘います。
また、おみやげもユニークで、1回千円でサイズの異なる4種類のブリのぬいぐるみいずれかが当た「ブリくじ」やシュモクザメ版の「しゅもくじ」も、来館記念になると人気です。
むろと廃校水族館は、高知県の自然と歴史を感じることができる素晴らしい場所だと思います。高知県に行く機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
コメント